クロスバイクのドロップハンドル化

クロスバイクのハンドルをフラットからドロップへ変更希望のご依頼です。
車体はRITEWAYのシェファード シティ、変速が前3 x 後8、Vブレーキ仕様になります。
今回はパーツを出来るだけ活かしながら、また外保管だった事もあり各部だいぶくたびれていたため、オーバーホールも兼ねています。
定番カスタムの一つだと思いますので画像多めでアップします。

分解しながら車体とパーツの状態を確認。
ピカピカとまではいきませんが、洗浄とコンパウンドなども使ってある程度綺麗にします。

ホイールはハブのグリスアップと振れ取り。
回転部のメンテは見た目は変わりませんが走りに直結するのでとても重要です。

ハンドルの形状次第ですが、一般的にドロップハンドル化する事で走行時の手の置き場所がハンドルのリーチ分前に行きます。
クロスはトップチューブ長が長めのものが多いため、そのままハンドル変更では前傾が強すぎる事が多いです。
用途に合ったポジションになるように、ハンドル、ステム、スペーサー、サドルなど全体でバランスを取ります。
ステムはハンドルクランプ径の違いもあり変更する事がほとんどです。

Vブレーキ対応のフラットハンドル用シフト/ブレーキレバーセットからドロップハンドル用のCLARISのデュアルコントロールレバーに変更しました。
ケーブルの引きしろの関係でブレーキとフロントディレイラーも合わせて交換が必要になります。

ブレーキはロングアームからSORAのコンパクトVへ交換。
また、ホイールとのクリアランスが狭くなりそのままではホイールが外せなくなりましたので、ケーブルの途中にクイックリリース機能の付いたアダプターを追加しました。
これで楽にホイールの着脱が出来るようになります。

フロントディレイラーはCLARISのトリプル用に交換。
廉価モデルながらバシバシ決まります。

サビサビだったチェーンは新品に交換。
チェーン交換はかなり違いがわかるカスタムです。

ケーブル類は全て新品へ交換、他パーツも出来るだけサビ・汚れを落として組み付け調整して完了!
オーナーさんはトライアスロンにも参加するアスリートですので、ポジションもすぐに慣れると思います。
トレーニングがてら走り倒して頂けると嬉しいですね!